2029年中学受験母のブログ

中学受験未経験母が中学受験に関わってみた記録

ヴィルマとSDGs

先週の日曜日だったかな、浜学園の非認能プログラムに取り組んだ日の夜、たまたまYouTube見ていたらオススメされて見たら、涙込み上げてきたのがこちらの動画

https://youtu.be/H2q6HPBoJGk?si=20GmJ5nDnh0jViAQ

フィリピン人の片言しか日本語話せないお母さん「ヴィルマ」とヴィルマの子どもで日本で生まれたら「私」について書かれた曲。

貧しくても深い愛情で子どもたちを育ててくれたヴィルマに感謝しつつも、時には母をからかわれて恨んだり、愛が重すぎて反発して、最終的には私は家を出るんです。エンタの神様でよく「佐賀県」を歌っていた芸人のはなわが歌詞を書いてるのですが、「ヴィルマ」の歌詞は実話を元に作られたそうで、こんなに人の心に訴えかける歌詞(ハリウリサさん本人も作詞を手がけていますが)や曲を作れる才能に大いに感心しました。実話だと思うと感情移入して、涙が溢れてきます。通常なら、ここまで止まりで「ええ曲に出会えて良かったなあ」で終わっていたのですが、非認知プログラムを取り組んだ後なので、「この歌詞ってSDGsの問題に絡んでるなあ」と思いました。

SDGsってよく聞きますが、一体何なんでしょうか?即座に私は答えられないので、調べてみると「誰1人取り残さない社会を、ということで持続可能な開発目標17項目を掲げ、2015年に国連で採択されました。そして、2030年に達成を目指す」というものでした。15年間で全ての目標達成は厳しいと思いますが、一つでも多く達成されるように、SDGsについて多くの方に今までよりもさらに関心を持ってもらえたらいいなと思います。

さて「ヴィルマ」の曲はSDGsの17の目標の中で、

1.貧困をなくそう

5.ジェンダー平等を実現しよう

10.世界中から不平等をなくそう

に関連してるように思いました。

まずは、フィリピン人のヴィルマは貧しい兄弟を養うためにフィリピンから日本にやって来ました。祖国で豊かで安心安全に暮らせているなら、言葉も分からない日本に来ようとは思わなかったと思います。祖国を出て貧しい生活から脱出したいレベルの貧しさって日本生まれの私からしたら想像し難いです。今より良い暮らしを送るために行動に移したヴィルマに思いを馳せます。

脱線しますが、

https://youtu.be/4_OKI91h3tw?si=_eoOg_7kqywC3rS6

カリユシ56の曲「アンマ」の中に出てくるお母さんもなかなか母親の鏡ですね。見習いたいものです。

そして、日本でハリウリサさんを深い愛情を持って産み育てますが、時に日本語もろくに話せないヴィルマを同級生からかわれて私(ハリウリサさん)から恨まれたり。身体は女で心は男のハリウリサさんがそんな自分を理解できなくて消えたくなった時に「愛は自由よ。何にも悪いことしてないのだから」と明るく受け止めてくれたり。ヴィルマ、母親の鏡すぎるでしょ(//∇//)

「男らしさ」「女らしさ」の性差のイメージを押し付けることが、その人が自由に「自分らしさ」を発揮する機会を奪います。今よりもハリウリサさんがティーンエイジャーだった頃は性差のイメージの偏見が強かったと思うので、周りと違う本当の自分を受け入れづらかったり、自分らしさを発揮するのが難しくて、しんどかったと想像します。末っ子が小さい時に私や長女のリップを塗り塗りしていて、鏡見ながら「可愛い」ってご機嫌で言ってたのを思い出しました。口紅はみ出してるよってくらいにしか私は思いませんでしたが、コレが思春期の事ならビックリするかもしれません。スッと他者や自分のありのままを受け入れられるか自信はありません。

非認知能力プログラム取組み後、YouTubeで感動的な曲に出会ったものの、母親の理想と現実の壁を感じましたね。ありのままが何なのかすら、最近考えてなかったと気づきました。

でもやっぱり思考って楽しいですね。人間だわねって感じで^ ^

 

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